コラム

2012.06.05

六斎獅子の研修会

 某日、京都六斎念仏保存団体連合会主催による、獅子舞の合同研修会が開催されました。同団体は、京都市内に現存する六斎念仏を奉ずる会の連絡会組織で、これには、念仏も芸能も関係なく、15団体(休会中含む)が加盟しています。

 さて、六斎踊り(芸能六斎)の花形と言えば獅子の曲芸ですが、これは古今東西どの六斎講でも同じことです。かつて芸を競い合った当時ならば各講門外不出の芸もあったことでしょうが、それも今となっては昔のこと、後継者不足の折柄存続すら危ぶまれて久しい昨今、皆々手を取り合って助け合っているのが今の六斎界です。

 獅子は最難度の芸の一つですが、逆にこれさえ決まれば全て良しといっても過言ではない大一番。互いに有する知見を共有するというのは、六斎人にとって大いに意義のあることでしょう。

 この日も夕暮れ時から壬生寺講堂に集結した6団体。それぞれの経験と知識を披露しながら、和やかに獅子の稽古を致しました。何しろ、皆好きでやっている者ばかりですから、自然に話も弾みます。当日は、普段ならあり得ない、他団体の者同士の組み合わせによる獅子の演技も実践され、六斎人にとってはこたえられない一日となりました。

 壬生六斎の獅子方は、地元開催ということでプレゼンテーションをさせて頂きました。つまり同業、いわばプロの前で技を見せたわけですが、演じた当人らは、ハードルの高さ、というよりもむしろ爽快感の方を多めに感じていたようです。要するに、それだけ楽しい会だったということですね。

 獅子の中身は重要機密(?)ですから技の核心はお見せできませんが、とりあえず現場の雰囲気だけでも、ということで、下の写真をご紹介します。各講色とりどりの格好が入り乱れている様子、お分かり頂けますでしょうか。

 参加された皆様のこの夏の大活躍をお祈り申し上げます。

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