コラム

2013.05.19

平成25年梛神社神幸祭

かねて出演情報の頁でもお知らせの通り、平成25年5月19日(日)の元祇園梛神社神幸祭に壬生六斎の獅子が参列しました。
以前の参加から約60年ぶりのことです。同社の氏子でもある現獅子役の者のたっての希望で実現しました。

当日は生憎の雨。獅子は急遽頭にビニールをかぶせての出発となりました。
ビニールは鼻から上と顎から下とに分割してかぶせ、口がパクパク開くように工夫してあります。
こうすることによって、沿道の人々の頭を噛み噛みできるのです。

獅子に頭を噛まれると、体が丈夫になるとか、頭が良くなるとか。
そこで、我が子を連れて来られる親御さんが次々にいらっしゃいますが、我らが獅子はこれらに激しい動きで飛び掛かったりするものですから、お子さん方の泣くことわめくこと。

中にはぐっとこらえて頑張る子もいます。色んな子がいて、十人十色です。

ワンちゃんを噛むこともありました。ワンちゃんはどの子も意外と冷静なんですよ。

もちろん、いつもの技も披露しました。これこそ六斎獅子の面目躍如ですね。
ご観覧の方々からは、「新しい獅子や!」「リアルな動きをしはる!」「プロの獅子が来たで!」「中国雑技団らしいで!?」などと、様々なご感想を頂きました。

神幸祭には例年獅子が2頭出ています。ですから、今回は計3頭の参加となりました。
袋(胴のかぶりもの)がちょうど色違いできれいでした。

獅子方曰く、「雨を吸った袋は重い」とのことですが、随所で肩上げ・腰立ちをこなし、そのキレは終盤も衰えていませんでしたので、まだまだイケる様子でした。
「拾遺都名所図会」(18世紀の本)には往来で獅子舞をやっている六斎の絵が描いてありますので、今回のような形こそ本来的な六斎踊りのありようと言えるかもしれませんね。
とはいえ、袋をかぶったまま巡行までするケースは、やはりレアではないかと存じます。
この度の獅子方もこの点を初めての経験だったとし、「今日の経験を活かして次はもっとこうしてやろう」とか、早くも来年に向けて息巻いていました。
また、「雨にもかかわらず沢山の方にご覧頂いて嬉しかった」と話していました。

ページの先頭へ