コラム

2014.05.18

平成26年梛神社神幸祭

昨年に引き続き、今年も元祇園梛神社(四条坊城)の神幸祭に壬生六斎念仏講中から獅子が出ました。
しかも今回は、2頭です。
見よ、この雄姿。

壬生源と獅子、梛の宮前にて

……あ、間違えました。時代がちょっと前でした。
ここに写っているのも、壬生六斎の獅子舞です(真ん中だけ梛ノ宮さんのお獅子)。

それからかれこれ60有余年。
今年は2頭に数を増やして、上の写真を再現してみました。
見よ! 

いかがでしょうか。
獅子の鼻先に積み上げられているゴミバケツが哀愁を誘いますね。
お巡りさん達の情け深い眼差しも抒情的です。

撮影場所は大体同じです。
何が違うのでしょうね。色々と違うのでしょうね。
ともあれ、3時間半にも及ぶ巡行の終わりに、即興で応じた獅子方の頑張りは評価してやって下さい。

それと、何よりも一番衝撃的な事実をここで明らかにしましょう。
実は、上の写真中、後ろの獅子の左に付き添っている人と、下の写真中、同じく付き添っている浴衣姿の人は……

祖父と孫なんです!
(上が祖父で、下が孫ですよ。念の為)

これが何と言ってもすごい! これが祭り、これが地元の伝統を象徴する出来事ですね。
ちなみに上の人は、獅子のパッチを履き、上半身は肌着を着ただけの格好。
これは獅子方の扮装です。この前後の時点で、獅子の中身を交代されたのでしょう。
なお、この方は壬生源(みぶげん)の屋号で知られる、この頃の壬生の顔です。

このように、たとえ壬生源を覚えていなくても、地域の様相や人の髪型・服装が変わっても、相変わらず神社があり信仰があり、行事は続いていく。
無条件に、無自覚に未来に亘って続いていくということ。
こういうところが、無形文化財のダイナミズムであり、また得難さではないでしょうか。

さて、今年のお祭りですが、去年の雨とは正反対の見事なまでのお天気でした。
今回は六斎の浴衣を着た講衆も2名付き添って歩きましたが、軽く日焼けした程です。

道中では、ご観覧のお年寄りの前や、

辻に差し掛かった時など、要所要所で六斎獅子ならではの技も披露。
いずれも温かい拍手を頂きました。ありがとうございました。

それにしても、行く先々で見かけたのは、大泣きして逃げ惑う小さい子。
来る前から隠れている子も沢山いました。
獅子に頭を噛まれたら、頭が良くなったり、健康でいられるというのに。
そんなに怖いかなあ……

……うん、結構怖いかも。
これで迫ってこられた日にゃあ……

だから昔の親は言ったわけですね、「悪いことしたら、獅子が来るでえ」て。

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