綾傘鉾の楽器
囃子には三種の楽器を用います。すなわち、鉦、太鼓、笛です。この形はどの山鉾にも共通しています。鉦と太鼓は拍子を刻み、笛は旋律を奏でます。
囃子方に加入した者は、まず鉦方を経験し、その後に笛、太鼓と順次習得していきます。但し、鉦が易しい楽器というわけでは決してありませんので、鉦が空いていれば笛や太鼓の出来る者も鉦に回ります。綾傘鉾では楽器の専門区分を固定していませんので、状況に応じて空いている楽器に回ることになっています。
鉦(かね)
締太鼓(しめだいこ)
能管(のうかん)
稽古場
囃子の稽古は、善長寺町の大原神社会所二階にて行います。鉦は、祇園囃子のときは上から吊り下げて使用しますが、棒振囃子のときは付属の組紐を首から下げて手で支えて使います。