終念仏(おわりねんぶつ)

概要

 他所の鉦講で「焼香太鼓」と称する曲とほぼ同じ内容です。同曲はその名の通り葬送行事の時をはじめ、寺院に奉納する時など、特別な機会に唱和するものです。また、鉦講で唯一“太鼓”が入る点も特徴ですが、壬生の鉦講で太鼓を使ったかどうかは、太鼓が残っていないこともあり分かりません。

歌詞
導師 光明遍照 十方世界 ナムアミダブツ
念佛衆生 摂取不捨の光明は アアア
念ずる所 照し給ふをは 観音勢至の来光は アアア
声を尋ね 迎え給ふ おん慈悲 慈悲 ふうたいの 称名は ア ナムアミダブツ
導師 おわるとも 浮ぶ佛は 世もあらじ ナムアミダブツ
命のうちに 南無と唱へよ ナムアミダブツ
導師 いざ帰へる くぜいの船の出でぬ間に ナムアミダブツ
乗りおくれては せんもなきもの ナムアミダブツ
導師 光明 アア ナムアミダブツ 来光 アア ナムアミダブツ
全員 称名 アア ナムアミダブツ
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