結願（けちがん）

　最後を締めくくる念仏です。一山打ちの最後に奉納します。「獅子舞」からの続きで入るため、変わり目が分かりづらいかもしれません。なお、出張出演時に「獅子舞」だけを演じるような場合には、「結願」に入らずに終わります。

　このように、念仏に始まって念仏に終わるという形式が、六斎念仏の体裁で、この点は芸能六斎と念仏六斎とで変わりません。

　短い念仏であり、棚経の時には毎回の家で曲の終わりに付随して唱和されます。