四季(しき)

概要
四季

 義太夫節「花競四季寿(はなくらべしきのことぶき)」より、夏の曲「海女」の一部を抜粋して取材。「海女」という原曲ですが、講中別演目の「海士」とは全然違う内容で、こちらは浜辺に佇む若い海女さんが、近頃つれない彼のことを想っている恋歌です。

 上打ち一人の独壇場となる為どうしても速くなりがちであり、側打ちはいつも合わせるのが大変だと古老は申します。

編成
楽器人数立ち位置備考
カタ(上打ち)1名中央奥
カタ(側打ち)数名上手・下手に各縦列
1名以上奥上手か下手
二丁吊り1名奥上手か下手
口唱歌

「鼓は 元より 浪の上 千里も響く さっさ 四海波風 スッテン チリチリツテン (イーヤ) スッテン チリチリツテン 女浪 テンテン 男浪 打ち寄せ 打ち寄せ 青海 ツルツルスッテン スッテン チリチリスッテン (イーヤ) 立浪高浪 サーサ 四海浪風 どうどうどう (イーヤ) ツルテンツルテン シャンシャン ツルテンツルテン シャンシャン チンチンチンチン チンチンチンチリツルテン チリツルテン チリチリツルテン チリツルテン シャラシャラシャラシャラシャラシャン (イヤホイ) 磯打つ波にゆられもまれて さらりさらり さらさらさらサラサーラー (イーヤ) チンチンチリチリガ ステステチリチリガ チリガイヤチリチリガ ステチリチリシャンシャン (イーヤ) シャンシャン デンデン シャンシャン デンデン シャンシャンデンデン シャンシャンデンデン シャラシャンガ (ソーレ) それまたわしが それまたわしが ケンケンユウナヨ ケンケンユウナヨ そちで そちで そちによれ 松の嵐か 月の 月の出汐に 雲がおい出て 出てくるツルテン 出てくるツルテン 出てくる出てくるくるくるくるクルクールー」

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