発願(ほつがん)
概要
各地域の六斎念仏講、念仏六斎と芸能六斎含め、すべての六斎に共通する念仏です。
壬生六斎では、一山打ち奉納の一番初めに行います。また、十夜講では、カタを入れず、念仏鉦のみで行います。
編成
楽器担当 | 人数 | 立ち位置 | 役割 |
---|---|---|---|
導師 | 1名 | 舞台中央 | 念仏の導入部を唱える。 |
二丁吊り | 1名 | 舞台中央 | 導師の兼ねることが多い。念仏であるため、凸面を叩く。 |
カタ(上打ち) | 1名 | 導師・二丁吊りの横 | カタを先導する。 |
カタ(側打ち) | 数名 | 上手・下手に縦列 | 上打ちと掛け合う。カタの数のある限り参列する。 |
その他 | 全員 | 側打ちの列と並ぶ | その日出演する講衆全員が参列する。 |
導師が一節唱えた後は、残りの講衆全員で“南無阿弥陀仏”を唱和します。その節回しの合間にカタが入ってきます。かかる音楽性豊かな念仏こそ、まさに六斎念仏独特の表現と思われます。
文言
「発願已至心帰命阿弥陀仏 南無阿弥陀仏」